起業から半年が経った。
税理士さんが上半期の集計と評価をしてくれた。
『売上は多くはないが、経費が少ないので、初年度の純損益としては順調といえるでしょう』
ということらしい。
確かに設備費や材料費等の原価がないので、役員報酬以外の経費はほとんどかからない。
基本的に事務所の地代家賃と交通費くらいだ。
これら経費は個人の財布から支払っており、経理上は『役員借入金』としている。
要は会社の経費を個人が立替えているということだ。
起業時の資本金が少なかったため、ほとんどの経費を『役員借入金』で計上している。
『役員借入金』について税理士さんに尋ねてみたところ。
『役員借入金』は法人が返済可能な範囲の額であれば、いざという時のためのバッファだと思って計上しておくといいらしい。
???
どういうことかというと・・・
うちの場合、経費がほどんどかからず個人で経営しているので、販管費の7割強が役員報酬となっている。
財務状況が悪くなった場合には、この役員報酬を減額し、販管費を抑えることになるだろう。
ただし、給料が減ると個人の生活が苦しくなるので、『役員借入金』から報酬の減額分を返済することで補填する。
『役員借入金』の返済は課税対象にはならないので、個人にかかる税金も抑えられて一石二鳥。
以上のことから、余裕のあるときに『役員借入金』としてある程度貯めておくのは有効な手段らしい。
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